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離婚のお話No.8 日本の裁判の判断基準っておかしいよね

公開日: : 最終更新日:2019/03/07 離婚のお話

この話はフィクション・・・かもしれない。

読者のご想像にお任せする。

・・・

・・・

・・・

離婚した時に普通は子の親権、慰謝料、財産分与等について決め、双方が引越しをして終える。

さて、いつもの如く、仮に私の離婚理由が元嫁の不貞だとしよう。

私の場合は上記に加え、仕事を辞めざるを得なかった。

本来ならば離婚によって職を失うことなど考えられないが、

私は仕事を辞めざるをえなかったのである・・・

というのも、私は元嫁の父、つまり義父の会社に勤めていたのだ。

元嫁に男兄弟はおらず、長女である元嫁と結婚した私に義父が「会社を継いでくれ」と言ってきたのだ。

義父の会社はまずまず大きな会社で、義父の会社に勤める前に、

取引先であり関連会社でもある別の会社に修行がてら出向していた。

元嫁の不貞が発覚したのはそんな修行期間が終えようとする頃であった。

義父に「離婚するため会社を継げない旨」を話したところ、

「こんな娘に育ててしまって申し訳ない」と、義父は私に頭を下げたが、

元嫁に対しては「お前、何をしとんや・・・」という一言だけであった。

こういうところが元嫁をこんな風に育てた原因なんだろうな・・・

そして、私に「なんとか堪えてくれんか?」と、とにかく私へのお願いに終始していた。

私が修行していた関連会社は元より、自分の会社でももう「後継者が修行している」という事は

知れ渡っていたであろうから、義父にも面子があったのであろう。

最後には涙を流しながら「頼むから、なんとか堪えてくれ!」と私に頭を下げていた。

元嫁は私よりずいぶんと年上だったため、義父はそこそこの高齢だった。

白髪のおじいさんが若僧の私に頭を下げている・・・

正直、頭を下げられるのも辛かった。

まぁ、そんな事すら意に介さないのが元嫁なのであろうが。

・・・

ネットに出てきた話しでは、シタ妻の父が娘であるシタ妻に回し蹴りを食らわせたらしいww

それぐらいの父親でないとダメだよね・・・。

・・・

さて、離婚が決定し、義父の会社は継げなくなった。

義父もさすがに「離婚してでも継いでくれ」とは言わなかった。

義父は元嫁に「こうなった以上、お前(元嫁)に継いでもらうからな」と言っていた。

義父が亡くなった今、会社を継いだ元嫁は、私が得るはずだった

年収1000万を今までの本業の稼ぎに上乗せしていることであろう。

話を元に戻すが、こういう経緯で私は仕事を辞めざるを得なかった。

しかし、問題は裁判所でそれを認めてくれないという事だ。

世の中にはライプニッツ係数というものがある。(離婚のお話No.5参照)

これは逸失利益を計算するためのものだ。

「離婚によって職を失い、本来貰えるはずだったものが貰えなくなった」・・・

これはまさしく逸失利益であり、ライプニッツ係数を利用して慰謝料に増額すべきものであろう。

しかし二審(控訴)判決文にはこうある。

「前期認定の事実に照らすと、控訴人(私)が◯◯(会社名)を退職することが必然であったとはいえず、

被控訴人(元嫁)による不法行為と控訴人による◯◯退職との間に相当因果関係は認められない」

ジョーダンじゃねーよっ!!!

修行期間中、実際の仕事だけでなく勉強して幾つもの資格をとって、

たくさんの人と仲良くして人脈も作って、自分が悪くなくても頭を下げて・・・

全ては義父の会社を継ぐために頑張ってきたんだろうがっ!

誰が好き好んで、そこまで頑張ってきた年収1000万の仕事を捨てるんだよ?

ふざけんなよっ!!!

私は仕事を辞めざるを得なかったのだ。

元嫁の不貞により離婚し、離婚により義父の会社を辞めざるを得なかった。

しかし、それを裁判所で認定してくれない・・・

ほんと、この日本の裁判基準は終わってる。

・・・

日本の司法制度は本当にダメだ。

裁判員制度が導入された時、「裁判に関わらなければならない素人さんはかわいそうだ」という意見をネットで見かけたが、

確かに日本で裁判に関わるというのは大変で、(本人が望んでいないのなら)かわいそうである。

出来ることなら裁判なんかに関わらない方が良い。

関わらないでいられるなら、それに越したことはない。

裁判員制度は「頭の堅い裁判員だけでなく、一般意見を取り入れよう」として導入されたものであるが、

完全に一般人の感覚だけで判決を出そうとすると「法的根拠が無い」だとか

「拡大解釈のし過ぎだ(類推解釈の禁止の意。本当は拡大解釈と類推解釈は異なる。)」とか言われ、

結局は裁判官が修正したりもするだろう。

裁判員制度が無意味とまでは言わないが、どうせ日本の裁判は劇的に変わること等無いのである。

なぜなら、それで今まで利を得ていた人達が困るからww

日本の裁判の判断基準はおかしい。

一般人が考える「普通」とは随分違う。

この日本で生きていくのならば、裁判沙汰にならないように、

裁判に関わらないように生きていくべきである。

万が一、やむを得ない場合は、即、弁護士さんに相談だ!

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