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離婚のお話No.12 鬱になっても治療費や医療費は払ってくれない

公開日: : 最終更新日:2019/08/05 離婚のお話

「離婚のお話」を初めて今回が12回目・・・

1ヶ月に1回投稿してるので、1年経ってしまった。

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この話はフィクション・・・かもしれない。

読者のご想像にお任せする。

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どんな人間であれ「誰かに裏切られる」と、大小の差はあるものの、辛いものである。

相手を信じていれば信じているほど、愛していれば愛しているほど辛いものである。

配偶者の不貞を知り、心を病む人は多い。

私もそんな1人になってしまった。

好きなことをする気にもならない、ご飯を食べる気にもならない、

ただただボーっと1日を過ごす・・・そんな日々になった。

子供の事を急に思い出し、夜中に嗚咽が出るほど泣き叫んだり、

道端に落ちているロープを見つけて「あれで首をくくれば楽になれるのだろうか」と思ったり・・・。

私は元嫁の不貞が発覚してから1ヶ月で10kgぐらい体重が落ちた。

「痩せよう」とも思っていなかったし、運動をした訳でもない、

ご飯もそれなり(訳ありで、ほぼ外食だったが)に食べていたにも関わらず・・・である。

白髪も1本も無かったのに、いっきにブワッと出た。

髪の毛だけでなく髭や眉毛にもいっきに出た。

物凄いストレスを感じると1日で髪が真っ白になるというのも、あながち嘘ではないのであろう。

・・・

幸いなことに(?)、私の家の近くには精神病院があった。

「このままでは絶対に私は死んでしまう」と思い、調子の良い日に行ってみた。

ドクターから「ご飯は美味しく食べられてますか?」と聞かれた折、

「あ!そうだ・・・ご飯って味があったんだ・・・」と思い、

正直に「今、聞かれるまで、味がある事を忘れてました。」と答えた事を鮮明に覚えている。

私が受けた診断は「不安抑うつ状態」というもの。

ウィキペディアには「WHOならびに日英のうつ病の診療ガイドラインは、

軽症のうつ病に抗うつ薬の使用を推奨していない」と書かれており、

私は抗うつ薬を処方されていたので、まぁ、完璧な「鬱」であったのだろうと思われる。

・・・

さて、配偶者の不貞が理由で鬱病と診断され、

その診断結果を元に、不貞をはたらいた配偶者を傷害罪で訴えたケースも過去にはあったらしい。

唯一、「傷害罪」として認定されたケースであろうが、普通はまず認められない。

なぜなら、傷害罪は民法ではなく刑法の問題になるので、警察が介入することになる。

しかし、警察が、元を辿れば「家庭の不和」という理由で動くことなど

そうそうありはしないからである。

警察なんて、「何かあっても」動いてくれない」のであるから、過度の期待などしない方が無難だ。

不貞とそれに絡む離婚や裁判においては「傷害罪」も「偽証罪」も有形無実である。

・・・

不貞をはたらいた相手を傷害罪として訴えることが不可だとしたら、

鬱病にかかったサレにはどういう保証があるのであろうか・・・

残念ながら、「何もない」のが現実である。

裁判での慰謝料の上乗せもない。

治療費すら考慮してくれない。

鬱になろうがなるまいが、慰謝料は変わらないし、

鬱になった人間は「なった損」という訳だ。

「離婚のお話No.5」でも書いたが、鬱病で働けなくなっても、

それすら考慮してくれない。

いや、裁判所の判決文は基本的に「その他一切の事情を考慮し」と書かれているため、

「考慮した」という建前なのかもしれないが、実際はほとんど慰謝料の額に変化がないのが現状だ。

配偶者に裏切られ、鬱を患い、離婚もして、仕事も出来なくなって、

この日本で、いったいどうやって生きていけば良いのか・・・

「未婚率がどう」とか「少子化がどう」とか言う前に、

こういう根本的なところをどうにかしないといけないのではなかろうか。

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