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離婚のお話No.5 なんで慰謝料もらったのに借金を背負うハメになるんだよ?

公開日: : 最終更新日:2018/12/07 離婚のお話

この話はフィクション・・・かもしれない。

読者のご想像にお任せする。

・・・

・・・

・・・

最近は弁護士費用保険なるものがあるらしい。

私は車の保険に「弁護士費用特約」を付けているが、

離婚にもこういうのがあればいいなぁと思う。

結婚する時に「離婚する事を考える人」は居ないと思うが、

車を買う時に保険に入る様に、結婚する時に

「万が一の離婚に備えて弁護士費用のための保険に入る」なんて事が

普通になる時代が来れば良いなぁと思う。

そもそも日本は慰謝料が安過ぎる。

例えば配偶者の不貞が理由とした慰謝料の場合、

「離婚しなければ100万〜200万」、「離婚したとして200万〜300万」と言われている。

これはどう考えても安い。

慰謝料というのは「傷ついた人を慰謝するためのお金」なのだから、

こんな安い金額なわけがない。

傷ついた事及び失ったものに比べたら、日本の慰謝料というのは安過ぎる。

そして、慰謝料が安いから不貞という愚行を行うバカが後を絶たないのだ。

(金さえ払えば良いという考えの人なら)もし慰謝料が200万として、

2000万円持ってる人は10回も不貞が可能(可能という表現もおかしいが。)となってしまう。

しかし、これはそもそも「人として間違っている」のである。

不貞というのはたくさんの人を傷つける行為である。

つまり、そんな行為は人として認められない。

慰謝料を有責配偶者の年収の10倍ぐらいにすれば、不貞に走る人間は減ると思われる。

資産をたくさん持っているのに年収が低い人に対しては、

「年収の10倍」と「持っている資産の5倍」を比較してどちらか多い方・・・を慰謝料とすれば良い。

ただ、そうすると「未婚率が上がる」という問題が発生する事を指摘する人が出てくる。

でも、別に良くない?ww

本来結婚なんて、それぐらいの覚悟を持ってすべき事だし、

そこまでの覚悟が出来ない人間は結婚などしなければ良いであろう。

(極論を言えば、未婚率が上がろうが出生率も上がれば問題は無い。

結婚しなくても子供は作れるし産めるし。)

日本の裁判は過去の判例を大きく外れることが出来ない風潮があり、今後もそれは続くであろう。

海外の様に裁判が珍しいことではなくなり、

慰謝料の額ももっと跳ね上がれば、日本の治安(モラル的な意味)も良くなるだろう。

(これは海外の様に、警察が簡単に銃を抜く様になれば、

社会に迷惑をかけるバカが減るのと同じ原理である。)

仮に専業主婦の人が旦那の浮気で離婚したとした場合、その専業主婦はその後、

生活をしていくために職につかなければならない(場合によっては子供も育てていかなければならない)。

しかし専業主婦しかした事がない、資格も経験も無い人がいったいどれだけの仕事に就けるというのか?

もしも傷つき、精神的な病を患わおうものなら、職に就くどころではない。

日本人の平均年収は400万円だとか450万円だとか言われているが、

仮に精神的病から立ち直るのに10年かかったとすれば、400万円×10年で4,000万円、

逸失利益を計算する場合に用いられるライプニッツ係数でも10年の場合は7.722だから、

400万円×7.722で、約3,000万円になる。

(これは利率が5%の場合。今のこの時代の利率だともっと低いであろうから、係数は上がる=慰謝料も上がる。

また、これは10年で完治した場合の話であって、本来精神的被害なんて完治するものではない。)

そういう諸々を鑑みれば、「有責配偶者の年収の10倍を慰謝料とする」というのは、あながち高くはないであろう。

・・・

さて、日本では離婚理由に関わらず「財産分与」として、財産は基本的に半分持っていかれる。

浮気され、財産まで半分奪われるというとんでもない結果だ。

婚姻前の財産は個人の財産として分与対象にならないのに、

婚姻前の借金を婚姻後に返した時は、個人の債務としてカウントはしてくれない。

私が結婚する時、元嫁には借金があった。

その借金は2人が働いて返してきた。

けれども、それはカウントしてくれず、離婚時の財産は半分しか分与されなかった。

そして、慰謝料を貰いはしたが、調停費用や裁判費用(弁護士費用を含む)で大赤字だった。

引越し費用や生活必需品を購入していたため、慰謝料と分与された財産を合わせても全然足らず、

最後に弁護士費用を払う時には借金まで背負う事となった。

「弁護士費用が高いところに頼んだのではないか?」と思われるかもしれない。

確かに私が頼んだ弁護士事務所(仮にA事務所としよう)は多少高かったかもしれない。

(それでも他所の何倍も高いわけではない。せいぜい1割〜2割ぐらい高いだけだろう。)

しかし、弁護士事務所で1番大切なのはレスポンスの速さだと私は考える。

A事務所に頼む前に頼んだ所(仮にB事務所としよう)はレスポンスが遅く、

いつまで経っても話が進まなかった。

A事務所に変えた時にA事務所から「B事務所は今まで何をしてたの?」と言われたぐらいである。

だからA事務所に頼んだ事を後悔はしていない。

それよりも「日本の慰謝料が安過ぎる事」の方が問題だ。

慰謝料を貰ったのに赤字で借金を背負わざるを得なくなるなんて・・・

ほんと、有り得ない世の中だ。

頭の悪い人と関わるととんでもないことになるのだ。

世の中には居ない方が良い人がいる・・・という話を前にしたが、

仮に1人の人間が原因で2人以上の人が死ぬ様な事になるなら、

(「人口的に」及び「人権を元にした倫理的に」という単純な見方であるが)

その1人は居ない方が良いであろう。

・・・

ちなみに私がB事務所からA事務所に変える時「レスポンスの速さを重視した」と書いたが、

私の弁護士事務所の探した方法を載せておく。

弁護士会館で、住んでる地域の弁護士が全部載っている冊子をもらってきて、

所属弁護士が多い事務所(1事務所で3〜5人)をピックアップした。

1事務所に在籍している弁護士が多いということはそれだけこなしている案件も多いだろうし、

妙案も浮かぶだろうと考えたからである。

そして、ピックアップした事務所が3つ4つ出てきたが、そこに片っ端から連絡を入れた。

その中で1番レスが早かった事務所がA事務所だったのである。

B事務所で話が進まなくてヤキモキしていた私にとって「レスが早いこと」はとても重要な事であった。

A事務所に頼んでからわかった事だが、所属弁護士が多い事務所にはやはり優秀な弁護士が集まる様だ。

ボス弁(事務所の代表弁護士)も優秀ならイソ弁(雇われている弁護士)も優秀だった。

だから、着手金や報酬金が多少高くてもA事務所に頼んで良かったと思っている。

これを読んだ読者の参考になれば幸いだ。

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